江ノ島電鉄線(江ノ電)「江ノ島駅」と「腰越駅」の間、電車が路面を走る電車通り沿いに小さなカフェ「cohiki」があります。
2023年11月にオープンしてからずっと気になっていたのですが、なかなか行けず…。
やっと、行ってきました!
ひっそり営業する小さな店舗
最初はお蕎麦屋さんだったという築66年の建物をリノベーションしたカフェは、とても控え目な佇まい。近寄ってみるまで営業しているのかどうかもわからないほどです。
店名でさえ窓と扉のガラスにそっと書かれているのみなので、通りかかっただけでは何のお店かわからないかもしれませんね。
けれども特に看板を出す予定などはなく、知っている人だけ来てくれれば良いそうです。私が行った日に買い物に来ていた常連さんは、江ノ電の写真を撮るのが好きでよく訪れるのだとか。
一見さんお断りのような、知らないとちょっと入りにくい雰囲気もありますが、扉を開ければ気さくな店主が迎えてくれます。1人で切り盛りしているため、あまり混んでしまっても大変なのだとお話しされていました。
ディスプレイテーブルと左手の棚にずらりと並んだ雑貨たちは、日常にあったらちょっと嬉しい景色のいいものを選んで置いているのだとか。カフェで提供しているコーヒーやチャイ、自然素材にこだわった食品なども販売しているようです。
活けられている花は、毎月西鎌倉のFrankieFlowerさんにしつらえて貰っているとのこと。この日はアストランチアやアリウムコワニーなど春の花で彩られていました。ディスプレイテーブル以外もあちこちに生花が飾られていて、優しい雰囲気が感じられます♪
目の前には江ノ電とシャッターアート
実はこの店舗、以前ご紹介したシャッターアートが目の前に見えています。
落ち着いた色彩の店内を見通した先にカラフルなアートが見えるのは、なんだか明るい気分になりますね。
カフェのお客さんは他にいなかったので、窓際の特等席に座らせていただきました♪
すぐ目の前を江ノ電が通るのも楽しみです。
もちろん車や人も通ります。犬の散歩をしている人が多いため、ペット同伴で入りたいと言われることも少なくないのだとか。
手作りバナナケーキ
カフェはお会計を先に済ませる形式。メニューはカウンター前の黒板に書かれているのみで、フードの種類は少なめです。
コーヒーの種類は日によって異なります。この日は“エチオピア”の深煎りだと、カウンター奥の小さな黒板に書かれていました。
コーヒーやチャイにも惹かれましたが、リラックスしたい気分だったのでハーブティーをチョイス。カモミールティーをケーキセットでいただきました。
図らずも、お茶とシャッターアートの色合いがマッチしていて、なんだか楽しくなってきます。
風味豊かで甘さ控えめのバナナケーキは、手作りの一品。上に乗った生クリームにかけられている粉は“きびきなこ”という、きな粉やきび砂糖等を使ったパウダーだそうです。あまり味わえないような珍しいものだったので、ちょっと得した気分♪
後から聞いた話では、チャイは煎れる豆乳にもこだわってオーストラリアの豆乳を使用しているとのこと。次の機会にはそれをいただこうと思いながら、帰路につきました。
お近くへお越しの際は、こぢんまりと居心地のいいカフェ「cohiki」に立ち寄ってみてください!
cohiki
住所:神奈川県鎌倉市腰越3-14-9
アクセス:江ノ島電鉄線「腰越駅」徒歩3分
電話:なし
営業時間:11:00 ~ 18:00
定休日:月曜、火曜、第2第4日曜日
駐車場:なし