海の街・腰越で近所のみんなと遊ぼう!「腰越ちどり公園」
2023年11月12日

お散歩が気持ちいい季節。
ちょっと公園まで歩いて、ぼーっと過ごしてきました。
今回は「腰越ちどり公園」をご案内します。

駅からすぐの小さな公園

今回ご案内する「腰越ちどり公園」は、江ノ島電鉄線(江ノ電)腰越駅から歩いてすぐの立地にあります。

腰越駅を出たら、電車通りを江ノ島方面に向かって歩きましょう。電車が路面を走っている区間なので、電車通りと呼ばれています。

藤沢~鎌倉間を走る江ノ電ですが、路面を走っているのはここだけ!
「プワーン」という汽笛が響いたのち、電車がやってきます。地元の人が運転する車は、音が聞こえれば端によけて、モーゼの海割りのように線路を空けます。慣れない人はちょっと戸惑うかもしれません。

電車が行き過ぎるのを待って、左に入る1本目の小道「波平」さんの角を曲がります。ちょっと歩けば、右手斜め前にすぐ公園。

いかにも住宅地の中にある普通の公園ですが、その先に江ノ島が見えるのが、腰越らしいところですね。お日様が眩しい!

海はこんなに近くです。
波の音も聞こえて、いい感じ。

車通りの多い134号線から、ちょっと入っただけのところとは思えないほど、住宅地然とした静けさがあります。
電車通りや134号線は交通量が多いのですが、公園の周りは細い路地で車通りはほとんどありません。小さなお子さんも安心して遊べますね。

海との間には住宅があるので、公園に入ってしまうとあまり見えなくて残念。
ブランコの右手向こうに、わずかに江ノ島の灯台シーキャンドルが見えています。夜になってライトアップしたらステキでしょうね。この近所に住む方は、毎日当たり前に眺めているのだろうと思うと、ちょっとうらやましくなります。

いざという時に大事な場所

子どもたちは自転車を置いて、周囲の小道を走り回ってるようです。私が撮影している間は姿が見えませんでした。

自転車の後ろの物置は、自治会が管理する防災用具の倉庫です。災害時に、地域の住民が利用できるように整備・保管されています。
普段は子どもたちが遊ぶ憩いの場ですが、緊急時の備えをしてある大切な場所でもあるのです。

住民を見守るお社

公園の裏手には、子どもたちを見守る神様がいらっしゃいました。
狛狐がいるので稲荷神かと思ったのですが、鳥居の形は一般的な稲荷鳥居とは違う様子。

シンプルに、2本の柱の上にまっすぐな柱を乗せて、強度を増すために間にもう1本渡してた「神明鳥居」と呼ばれる形です。
主に円柱を使い、上から2番目の『貫』という横棒だけが四角柱。あまり見ない形だと感じる方も多いかもしれませんが、靖国神社の鳥居はこの形です!

どの神様を奉っているのかは、どこを見てもわかりません。おそらく、古くから地元の人たちが大切にしてきた神様なのでしょう。とりあえず稲荷社と解釈して、ちゃんとお参りしてきました。

海へ出るのもすぐ!

稲荷社を通り過ぎて突き当りまで小道を進めば、目の前はすぐ海!
江ノ島も近くに見えていて、歩いて行ける距離です。

海まですぐの公園に、ふらっと立ち寄ってほっと一息。そんな腰越の暮らしを私は気に入っています。
ブランコと砂場、あとはベンチがあるだけの小さな公園ですが、日差しを避けて休憩するにはぴったり♪
子どもたちの声にも癒されますよ。

稲荷社参りも兼ねて、訪れてみてください。

腰越ちどり公園
住所:神奈川県鎌倉市腰越3-68-66
アクセス:江ノ島電鉄線「腰越駅」徒歩3分
駐車場:なし