自由な環境で個性が輝く!鎌倉の「長谷幼稚園」がおもしろい!
2023年2月28日

梅の花が咲き、そろそろ春の気配がしてきました。

春といえば新生活の季節。
入園や入学など、新しいスタートをきられる方もいらっしゃると思います。

今回は、鎌倉市にあるちょっとおもしろい幼稚園をご紹介します。

広々のびのび!充実した環境

有名観光地である鎌倉の長谷寺、そのすぐわき道沿いに、長谷幼稚園は建っています。

幼稚園周辺は、すぐ近くの観光地の混雑が嘘のように、静かで穏やかな雰囲気になっています。

山の緑が豊かで、聞こえてくるのは子どもたちが楽しそうに遊ぶ声だけです。

幼稚園のすぐそばには、光則寺というお寺があります。
このお寺が、幼稚園の母体となっています。

幼稚園の門を入ると、緑豊かで広々とした園庭と、2階建ての大きな園舎がありました。
こんなに広い園は、鎌倉市内ではめずらしいです。

2階の陽がよく当たる一室には、絵本がぎっしり!

ここは「絵本の部屋」といって、図書館のように子どもたちが絵本を借りることができます。

絵本の部屋を出るとすぐに、広々とした木のテラスが。

陽の当たるテラスに座りこんで、絵本を読む子どもたちの姿も見受けられます。
ポカポカのひなたの中で絵本が読めるなんて、最高ですね!

手作り遊具や井戸も!魅力たくさんの園庭遊び

広い園庭には、のびのびと遊べる場所がたくさんあります。

自然を生かした遊具があったり…

手こぎ式の井戸までありました!

この井戸水は飲めませんが、子どもたちは好きなだけここの水をくんで水遊びができます。

幼児期に存分に水遊びができるなんて、豊かな感覚が育ちそうですね。

こちらの遊具は「オヤジの会」による手作り。
しっかりと頑丈に作ってあって、子どもたちに大人気の遊具です。

保護者の方にも愛される園なのですね。

こちらにも手作りの遊具が…と思ったら、なんと子どもたちによる手作りです!

長谷幼稚園では、大人に見守られながら子どもたち自身がトンカチと釘を使い、木材を使って自由に遊ぶことができるのです。

自分たちで作った遊具で遊ぶのは、格別に楽しそうですね。

自由!だからこそ育つ思いやりの気持ち

長谷幼稚園の保育の特徴は、とにかく自由であること。

先ほど紹介したトンカチ遊びも含め、何をして遊ぶかは一人一人の子どもたちが自分で決めます。

泥んこ遊びをする子もいれば、おいかけっこをする子、室内で工作したり絵を描いたりする子もいて、思い思いに過ごしています。

やりたいことばかりやっていると、わがままな子に育ってしまわないかしら、と心配になるかもしれません。

しかし実際は、困っている友達を見たら自ら進んで手助けする子の姿が、とても多く見受けられるそうです。

自分にやりたいことがあるように、友達にもやりたい気持ちがあるのだ、ということを、深く理解しているのかもしれませんね。

お母さんたちも生き生き!保護者活動も参加は自由

長谷幼稚園のもうひとつの特徴は、保護者の活動が活発で、それでいて自由参加であることです。

園の隣には、昔園舎として使っていた建物があり、現在は保護者のさまざまな活動がここで行われています。

世間一般では「幼稚園のバザーが大変…」という話を耳にします。

しかし長谷幼稚園のお母さんたちは、バザーどころか、子どもたちのための劇をしたり、手話講座をやったり、お寺の梅の実を採って梅シロップや梅干しを作ったり…実にさまざまな活動をしているのです!

活動は強制ではなく、やりたい人たちが自ら進んでやっているので、楽しんで行っているとのこと。

さまざまな個性を持つお母さんたちが、それぞれの得意なことを発揮して、生き生きと活動しているようです。

そんな魅力いっぱいの長谷幼稚園は、新入園児募集中とのこと。
4月以降の途中入園も随時受け付けてくださるそうです。

気になる方はぜひ、幼稚園までお問い合わせくださいね。

長谷幼稚園
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-8-38
アクセス:江ノ島電鉄「長谷」駅から徒歩5分
開園時間:9:00-14:00(水曜日は12:00)
電話番号:0467-24-2310
休園日:土日祝、夏季・冬季・春期休園