鎌倉にある“昔ながらの小さなお豆腐屋“増田屋豆腐店
2022年8月17日

北鎌倉から鎌倉駅へ友達と歩いている途中、昔ながらの豆腐屋さんを見つけたので、思わずのぞいてしまいました。

鎌倉駅から向かう場合は、西口を出て電車通り沿いにまっすぐ7分ほど歩き、茶色いのれんが見えたら到着です。

買って帰ることは都合上できないなと残念に思っていたのですが、店頭で食べることができるようなので、休憩がてら食べていくことにしました!

お豆腐はもちろん豆乳やおからも買える

メニューは入り口に貼ってありました。決まったら呼び鈴を鳴らします。

豆腐は絹豆腐と木綿豆腐の2種類あり、私は絹豆腐そして豆乳プリンを店頭でいただくことにしました。

屋外で食べるお豆腐は、休憩のお供にピッタリ

茶目っ気たっぷりに笑う店主の方が「つい大きく切り分けちゃうのよね」と持ってきてくれたお豆腐は、予想以上の大きさ!
絹豆腐220円で100gのお豆腐2丁分くらいの大きさがあるように見えます。

むっちりプルプルとした外見に期待感が高まります!

「外にベンチがあるから、そこでどうぞ召し上がれ」

そう連れられて行ったお店の脇には、JR線を背景にしたベンチという名の屋外テラスが!

電車を見ながらお豆腐を食べる日が来るとは。

豆の甘さがぎゅっと詰まったお豆腐は、ほろほろとした舌触りでとてもおいしい
使っている豆は宮城から取り寄せた国産のお豆で、しっかりとした甘みが特徴だそうです。

スーパーのお豆腐にはないその甘さに思わず醤油をかけるのを忘れてしまうほどでした。この日は二人で1丁を食べましたが、いい感じに小腹が埋まるくらいしっかりとした食べ応えがありました。

そして個人的には、豆乳プリンも絶対に食べてほしいです!

口に入れた瞬間するっと喉を伝っていくフルフル食感なプリンで、優しい甘みでした。追加5円で黒みつをつけることができます。デザート感覚で食べたい人は少し黒みつをかけた方が、ちょうどいいかもしれません。

おすすめはやっぱり豆腐。でもおぼろ豆腐や湯葉も食べてみたい

この日は、買って帰れませんでしたが、次回絶対買おうと決めているものがあります。それがおぼろ豆腐です。

おぼろ豆腐は豆乳ににがりを加えて、完全に固まらないうちにすくい上げた豆腐です。夏にポン酢をかけて食べたら、食欲のない日でもさらさらと食べれてしまうらしいです。手作りならではのおぼろ豆腐をぜひいただきたいです!

創業から157年間、絶やすことなく受け継がれたのは製法だけじゃなかった

4代目を引き継いだ店主の京子さんの朝は早く、営業日は早朝3時からガス火の前に立ち1日が始まります。

「今もなおガス火で豆腐を作っているのは、鎌倉でうちくらいだと思うけれど、先代の方法を引き継いで作ってます」

そうニコニコ話してくれた京子さん。3代目のお父様が亡くなりお店をどうしようかと悩んでいたその時に、多くの常連さんに「続けてほしい」と惜しまれ、お店を継ぐことを決意したそうです。
現在は週に二日間水曜日と土曜日に営業しておられます。

京子さんは、お豆腐への愛はもちろん、長年お店を支えてくれるお客さんやお店への愛があふれていました。
こんなにも常連さんに大切にされているのは、豆腐作りの技術と共に代々お客さんを大切に想う気持ちも受け継がれているからかもしれません。
ほがらかで明るい京子さんの根底には、とてもエネルギッシュで力強いものを感じました。

買いに行くなら、午前10時頃がおすすめ


一番最初に木綿豆腐が上がるのが5時半頃で、商品が全部並ぶのは午前10時頃だそう。
お昼過ぎには売れてしまうようなので、ご注意ください。
容器の用意もあるそうですが、豆腐を買いに行くときは、ぜひタッパーなど容器をご持参くださいね!

今度のお休み、少し早起きしておいしい豆腐を買いに行きませんか?

増田屋豆腐店
住所: 神奈川県鎌倉市扇ヶ谷1-14-4
アクセス:JR横須賀線鎌倉駅から徒歩7分
     江ノ島電鉄線鎌倉駅から徒歩7分
TEL:0467-22-3503
営業時間:水・土曜日 6:00~売切次第終了

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。