鎌倉で創業70年!カレーパンが名物のパン屋さん 「日進堂」
2021年12月4日

鎌倉の観光スポットといえば小町通りが有名ですが、滑川を挟んで南東側にある「大町」へはもう行かれましたか?

大町は住宅地のほか、ひそかに話題のお店が集まる、歩いていて楽しいエリアです。

今日は、大町通りで古くから愛されるパン屋「日進堂」にお昼のパンを買いに行ってきましたよ!
ここのパン屋さんと出会ってから、もう何度も通っている行きつけのお店。それでは、ご紹介いたしましょう。

個性的なお店が集まる大町通りに、昔ながらのパン屋さん

大町通りは、下馬四つ角から東側へ向かい、滑川を渡った所にあります。車通りこそ多いですが、休日でもゆっくりと散策できるのが大町の魅力!落ち着いた雰囲気のなかで、こだわりの詰まった個性あふれるお店がたくさん並んでいます。

通りを少し進んだあたりに赤いひさしが見えてきたら、「日進堂」に到着です。
このパン屋さん、なんと創業70年!現在は3代目が続けていらっしゃいます。

レンガの部屋が工房で、ここで毎日職人さんが焼き立てパンを作っているそうです。
数にして約300個!店内をのぞくと、その種類の多さに驚いてしまいます。

この日は午前中に行ったにもかかわらず、売り切れの棚も。愛されぶりがうかがえます。

創業70年!長続きの秘訣は、「人に喜んでもらいたい」という想いから

家族で営む日進堂ができたのは、今から約70年前。
亡くなった先代が食料品店をはじめたことからこのお店はスタートしました。
まだ戦後まもない頃、食べ物や娯楽が十分になかった時代に「人に喜んでもらいたい」という想いから、食料品店の次に、アイスキャンディー屋にまで挑戦したそうです。
その後、現在のパン屋になって60余年以上。

かつては学校の給食に12校も卸していたほど、地元の味として親しまれています。
レシピはほとんど変えず、シンプルで優しい味を大切にしているんだとか。

売り切れになってしまった棚を見ながら、
「お店は何時から開いていますか?」とおそるおそる尋ねてみると、
「朝は2:30から夜は18:00まで!」とにっこり笑顔の2代目。

パンが膨らむのを待つためにも、2:30頃からお店を開けて焼いていかないと間に合わないそうです。

たまたま通りかかった大町在住の方も「朝早くても、いつ来ても、開いてるのよ!」と教えてくれました。

先代の想いやレシピを今も大切に守り続けているように感じられて、ほっこりあたたかい気持ちになりました。

一番人気は、カレーパン!!あなたは甘口派?辛口派?

今回購入したパンはこちら!

左からウィンナーパンとカレーパン、サービス品の揚げパンを買いました♪

日進堂の一番人気は、カレーパン!
甘口と辛口の2つから選ぶことができます。辛口は意外にも女性に人気だそうです。

外側はカリッと揚がっており、あ~早く食べたい!と、食欲をそそります。

割ってみると、辛口はピリッとした後味が残る満足の味わい。甘口は野菜で甘さを出しているようですよ。
辛いものが苦手な私でも美味しく食べられた、また食べたくなるリピートまちがいなしの一品です!

大町を散策した際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

日進堂
住所:神奈川県鎌倉市大町2丁目2−3
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」から徒歩7分
     江ノ島電鉄「和田塚」から徒歩10分
TEL:0467-22-0479
営業時間:2:30-18:00
定休日:正月三が日