藤沢駅から徒歩圏内にこんな素敵な公園が!歴史と自然を感じる「新林公園」
2020年12月8日

最近寒くて、外に出ることを少し控えていましたが、
友人の誘いで紅葉を見に行くことにしました。
紅葉のピークシーズンは少し過ぎてしまったけれど、
自然を感じに行くのもたまにはいいなと思い、身近な公園まで歩いていくことに。
藤沢駅の南口から徒歩15分程のところにある、「新林公園」。
「しんりん公園」と読まれがちですが、「しんばやし公園」と読みます。
場所を訪ねる際に、「しんりん公園はどこですか?」と聞くと、
地元の人には「わかりません」と言われてしまうかもしれないので、
読み方には注意してくださいね。

駅から歩いて15分とは思えない自然豊かな公園。

藤沢駅周辺のにぎやかな場所から、少し歩くだけで見えてくるのが、
駅近にしては大きい自然公園です。

公園内の約75%は山林地になっており、
その中には1.5kmのハイキングコースがあります。
その他にも古民家や広い芝生、遊具など、大人も子どもも楽しめる公園になっています。

無料の駐車場も35台分あるので、
お子さんの遊び道具やお弁当を持って遊びに行くのもいいかもしれませんね。
本日のお目当ては一応紅葉だったのですが、全体的に少し山は色づいているものの、
残念ながらピークは過ぎてしまったようでした。
ただ、なかなかゆっくり公園をまわる機会も今までになかったので、散策してみることに。

こんなところに歴史的建造物が2つも!?

早速見つけたのが、とても趣のある門。

「長屋門」といって、門の両脇に部屋を構えた門になっています。
この長屋門は江戸時代後期に建築されたもので、歴史的、文化的価値が高いことから、
平成18年の4月に藤沢市の指定重要文化財に指定されています。
丁寧に保管されているようで、江戸時代のものとは思えないほどきれいな見た目でした。
その奥を進んでいくと、もうひとつ古い建物が。

こちらは古民家で、江戸時代に藤沢にある、柄沢村の代々名主でいた小池家の建物で、
江戸時代後期に建築されたものだそうです。
茅葺屋根、土壁、石基礎でできており、
こちらも平成11年2月に藤沢市の指定重要文化財に指定されています。
入った途端、タイムスリップしたかのような光景。
身近に、指定重要文化財を見学できる場所があったことに、長年住んでいながら驚きでした。
2つとも公園内なので無料で見学することができますよ。

壁にたくさんの穴。覗いた先に見える景色は?

歴史的な建造物を見て満足しながら、歩き進めると、おもしろい壁を発見しました。

壁のところどころに穴が開いています。
覗いてみると、見えるのは「川名大池」。

周辺の山からの湧き水でできた溜め池だといいます。
足場が不安定で危険なため、近づくことはできませんが、
だからこそ、静かな場所として守られており、
さまざまな野鳥を観察することができるようになっています。
藤沢には市の鳥として、スズメくらいの大きさで、
「飛ぶ宝石」ともいわれるコバルトブルーの羽が美しい「カワセミ」という鳥がいます。
そのカワセミも、運がよければ見ることができるかもしれません。
また、その近くには、遊具がそろう「冒険広場」もありました。

さまざまな遊具が並んでいて、子どもであれば一日中楽しめそうです。

春夏秋冬一年を通して訪れたくなる公園

ぐるっとゆっくり、公園をまわり終えると、いい運動になり、
足も久しぶりの運動で心地よい疲れ。
ハイキングコースは前日の雨で足元がぬかるんでいるということで断念しましたが、
「桜の時期がきたら、きれいな景色を見られる」という話も聞いたので、
また挑戦しに行こうと思います。
今回は、残念ながら紅葉はあまり見られなかったけれど、
新しい発見をたくさんすることができました。
春夏秋冬一年を通して、さまざまな自然を楽しむことができる新林公園にぜひ、
足を運んでみてください。


新林公園(しんばやしこうえん)
住所: 神奈川県藤沢市川名411-1
アクセス:藤沢駅から徒歩15分~20分 / 藤沢駅南口からバス「富士見ヶ丘」下車徒歩約5分
TEL:0466-46-7788
営業時間:古民家と長屋門 9:00~16:30 / 駐車場 9:00~16:30
定休日:年中無休 / 古民家と長屋門 毎週月曜日(12月29日~1月3日)